個人ビジネスへの追い風、ロングテールの法則とは?

インターネットの登場で「ロングテール」というビジネス法則が誕生しました。

ロングテールとは、売れ筋商品以外の「ニッチな商品」を大量に品揃えすることで、全体の売り上げを大きくするという法則です。

代表的な事例としては、Amazonなどインターネット販売している企業があげられます。amazonロングテールの手法が誕生した背景は、インターネットが登場する前、販売する側は店舗の「売り場面積」や「棚数」が制限され、売れ筋商品を重点的に品揃えしていました。

しかし、インターネット販売が普及すると「売り場面積」や「棚数」のスペースの制限がクリアされ「ニッチな商品」の取り扱いを増やすことが可能になったのです。

さらに、「消費者ニーズの多様化」と「検索サービス」と「それに連動した広告サービス」の登場によって、「ニッチな商品」を消費者が見つけやすくなり、ロングテールの法則が誕生しました。

そして、今、ロングテールの法則はインターネット販売している企業だけでなく、私たち個人でビジネスしている人にも、大きなチャンスをもたらしてくれます。

そのチャンスは、私たち個人が自分の得意なことを「ニッチな商品」として販売しやすいチャンスということです。

しかし、このチャンスを生かすには、「ニッチな商品」を求めている人に見つけてもらわなければ、収入にはつながりません。

この「ニッチな商品」を求めている人に見つけてもらうための、第一歩が、「顧客セグメント」を設定することです。
顧客セグメントとは、「広い市場を同じニーズを持つ顧客の塊に分けた範囲」という意味です。

この「顧客セグメント」の設定次第で、得意なことを収入にできるか、できないかの分かれます。

「顧客セグメント」をどう設定すればいいのか?

では、どうやって「顧客セグメント」を設定すればいいのでしょうか?

それは8つのポイントをしっかり押さえれば、「顧客セグメント」は簡単に設定できます。
パナソニックのレッツノートは、この8つのポイントを押さえて「顧客セグメント」を「外回りの営業担当」に絞り、「長時間駆動」と「軽量化」というニーズにピッタリあった完成度の高い製品を開発し大成功しました。

顧客セグメントを設定する8つのポイント

顧客セグメントを設定するための8つのポイントは以下の通りです。

1.仕事での「役職」、「立場」、「状況」

仕事での役職、立場、状況によって、その人のニーズや目的、欲求は生まれます。

2.家庭での「役割」、「立場」、「おかれている状況」

仕事と同じくらい重要なポイントが、家庭での役割、立場、状況がその人のニーズや目的、欲求を生みだします。

3.年齢

年齢によって、その人のニーズは大きく変化するので押さえておくべきポイントで。す

4.性別

男性のニーズと女性のニーズも大きく違いますので、性別を押さえるのは必須です。

5.地域

地域によって生活環境が違いますので、ニーズも大きく違ってきます。

6.価値観

何がOKで、何がNGなのか、人によって価値観はバラバラです。価値観の違いによって、あなたの得意なことを欲するかどうかが変わってきますので、しっかりこのポイントも押さえましょう。

7.興味・関心

その人の今の興味・関心にぴったりの商品があれば、かなりの確率で売れます。

8.行動特性

行動特性とは、成果に結び付く行動パターンです。その人の行動パターンによってセグメント(細分化)しやすくなります。

まとめ

あなたの得意なことがはっきりしているならその次にすることは、あなたの得意なことを必要としてる「顧客セグメント」を探し出すことです。

この顧客セグメントとあなたの得意なことが、ピッタリ合うか合わないかが、あなたの収入に大きく影響しますので、この8つのポイントでしっかりと「顧客セグメント」を設定しましょう。