最近、ネットや雑誌でよく取り上げられるマインドフルネス

グーグルやインテルの社員プログラムとして採用され『マインドフルネス』という言葉が、ネットや雑誌、書籍でよく取り上げられるようになりました。

しかし、この『マインドフルネス』という言葉、聞いたことがあるけど、具体的に何をやって、どんな効果があるか知らない人がまだ多いのではないでしょうか?

今回はマインドフルネスの簡単な概要とグーグルやインテルなどの一流企業が採用するその効果は一体どんなものがあるのかをご紹介させていただきます。

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なぜグーグルやインテルがマインドフルネスを採用したのか?

マインドフルネスをグーグルやインテルが採用した背景からお話すると、

ここ数年、スマートフォンやSNSが急速に普及し、日常のあらゆる場面で、情報を取得したり、個人が気軽に情報発信できるようになり、ビジネスでもプライベートでもその情報量は圧倒的に増えてきました。

どのくらい増えたかというと、2002年〜2004年の2年間の情報量が、それまで人類が蓄積してきた情報量よりも多いというくらい増えているのです。

たった2年間の情報量が、それまで人類が蓄積してきた情報量よりも多い、しかも10年以上前の情報量ですから、今の情報量を考えたらすごい情報量が溢れてると言えますよね。

この情報量の増えたことにより、私たちに何が起きているかというと、私たちの頭の中には常に情報が入り込み、その情報に反応した「考え」が頭の中でさらに溢れているという状態なのです。

わかりやすく言えば、仕事てもプライベートでも頭の中は雑念だらけで、目の前のことや人に集中できてないということなんです。

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雑念を取り払い、集中力を高めるマインドフルネス

この雑念を取り払い、「今ここ」に心が集中できてる状態のことを「マインドフルネス」と言いいます。

「マインドフルネス」とは状態のことなのです。

マインドフルネスの状態をつくるには、「呼吸」というシンプルな行為に「注意」を向けることにより、頭の中の情報やその情報に反応した考えを取り払い、今ここに集中することができます。

※マインドフルネスのやり方に関しては、別途詳しくご説明します。

マインドフルネスの具体的な7つの効果

そのマインドフルネスな状態になれば、以下のような効果が得られるとグーグルの事例が示しています。

① 集中力が高まり、仕事や勉強などの効率が上がる

呼吸に注意を向けるエクササイズにより「集中」と「分散」を繰り返すことで、筋力トレーニングのように集中力が鍛えられる

② ストレスが解消され、心が穏やかになる

自分の考えや感情を客観的に観察できるので、心と身体が深く休息できる。

③ 頭がクリアになって洞察力が高まる

雑念が取り払われ、物事の本質を捉えやすくなる

④ 直観力、創造性が高まる

複雑な考えが静かになることで、感受性が高まり、ひらめきを敏感にキャッチできるようになる

⑤ 思いやりの心が育ち、人間関係が良くなる

自分自身の内側で起きている考えや感情をありのままに受け入れることができるので、相手に対しても思いやりの心が生まれ、豊かな人間関係を築けるようになる

⑥ 外見も内面も若々しく美しくなる

マインドフルネスのエクササイズにより姿勢が良くなり、体幹が締まり、姿勢が良くなることで、内臓や血流が改善され、基礎代謝が上がり若々しく、美しくなる

⑦ 影響力、リーダーシップ能力が高まる

マインドフルネスのエクササイズを実践すると、つながりや一体感を感じやすくなり、周囲の人に対して貢献したい思いが湧き、人間的な魅力が増すことで、影響力やリーダーシップが自然と発揮される

まとめ

以上のような効果があるので、先進的なグーグルやインテルが採用しているのですね。

マインドフルネスのエクササイズは難しいことはありませんが、単調なエクササイズになりがちなので、継続することが難しいかもしれません。

まずは朝起きてベットの上、もしくは夜寝る前に、5分や10分間「呼吸」に「注意」を向けるなど、簡単なことからスタートしてみてはいかがでしょうか?