会社を辞めて、いきなり起業するには壁がある

先月(2016年7月)東京 渋谷で「複業OKを認めている企業と、実際に複業している就業者のホンネに迫るイベント」が開催されました。

スクリーンショット 2016-08-28 11.01.35

ここ数年、このような趣旨のイベントが多くなってきた背景には、国が複業や副業を推進しているのもあるでしょうし、個人がいきなり会社を辞めて起業する時の壁、つまり資金や起業した後の収入などのお金の壁を解決出来る手段として複業や副業を選ぶ人が多くなってきているからではないでしょうか?

しかし、複業や副業に関心を持ち、実際に個人事業として起業に取り組もうとした時に、どうやって自分の「得意なこと」や「スキル」を商品として売り出し、お金を稼げばいいのか?と疑問に思ったまま一歩を踏み出せていない人も多いかと思います。

壁は細かいステップで乗り越えよう!

今回は自分の「得意なこと」や「スキル」を商品として売り出すまでの細いステップをご紹介していきます!

この商品として売り出すステップをわかって、そのステップに自分の時間や労力を集中させれば、数ヶ月後にはあなたの「得意なこと」や「スキル」でお金を稼げる複業の道が開けます。

植物の成長も種から「細かいステップ」を経て、「美しい花」や「おいしいを実」をつけるように、あなたの「得意なこと」「スキル」も細かいステップを踏んでいけば、商品という花を咲かせ、お金という実をたくさんつけることができるでしょう!

「得意なこと」「スキル」を商品化するまでの5つのステップ

1:「得意なこと」「スキル」を書き出し、「解決できる課題」・「顧客セグメント」を記入

このステップでは、質より量が大切です。

まずはあなたの「得意なこと」「スキル」をノートなどに思いつく限り書き出します。

それからその「得意なこと」「スキル」で「解決できる課題」「顧客セグメント」を仮説でいいので記入します。

顧客セグメントとは…
あなたの「得意なこと」「スキル」を必要としている人たちのグループです。

男性なのか女性なのか?どんな仕事をしているのか?などで必要としている人たちをイメージしながら記入します。

ステップ2:「解決できる課題」と「顧客セグメント」を決定する

ステップ1で書き出した中から、下記のポイントに照らし合わせて一つに決定します。

1.顧客セグメントに資金はあるか?

2.顧客セグメントは簡単にあなたのサービスを手に入れられるか

3.顧客セグメントがあなたの得意なことを買うもっともな理由はあるか?

4.その顧客セグメントに向けて今日にでもあなたの得意なことを提供できるか

5.その顧客セグメントの市場にライバルはいるか?

6.その顧客セグメントと課題に対してあなたの情熱や目的に合っているか

ステップ3:ビジネスモデルの作成とその検証

「あなたの得意なこと」「解決できる課題」「顧客セグメント」を決定したら、あなたの仮説で構わないので、「ビジネスモデルの9つの要素」を埋めていきます。

ビジネスモデルの9つの要素はこちらをご覧ください

[clink url=”http://kanakoto.com/2016/06/10/自分のキャリアを生かして、収入を得るために押/”]

仮説で9つの要素を埋めたら、そのあとは実際に顧客セグメントへヒアリングをして、仮説を検証します。

ステップ4:道具を順番に揃えていく

仮説の検証が終われば、あとは実際の商品や販促するためのチャネル(商品の価値を伝える経路)、販促物を順番に作成します。

作成は自分で作成したり、外注したりなどして作成します。

ステップ5:拡散をする

商品・チャネル・販促物まで準備できたら、一気に拡散をしていきます。

拡散の時には最初から商品を売り込むのではなく、まずは商品に関心がある人たちを集めるための有益な情報を発信しながら、その人たちに向けて商品を拡散していきます。

まとめ

ステップ1〜2は順調に進んでいけますが、ステップ3では検証した結果をもとに、再度ビジネスモデルを改善していきます。そして改善して再度検証をします。
この検証と改善を繰り返すことで、ユーザーのニーズにピッタリあった商品に育っていくことができます。