もし、あなたが起業を考えているならば、あなたの「得意なこと」「強み」が活かされる市場を探して、その市場で新しいカテゴリーをつくることが、一番成果を出しやすいやり方です。
しかし、自分の「得意なこと」や「強み」は以外と自分では分かりづらいもの…
今回はあなたの「得意なこと」や「強み」を探し出すヒントをお伝えします。
自分の得意なことがよくわからない…
自分の得意なことは、自分ではよくわからなかったりしますよね…
その根本原因を結論から言えば、
『自分の外に一度も出たことがない』
からです。
例えば…
・もし、あなたが生まれた地域から一度も出たことがなければ、生まれた地域の魅力に気づきにくいでしょう
・もし、あなたが日本にずっと住んでいたら、日本の良さにも気づきにくくなるでしょう
同じ場所に暮らして、その外に出なければ、そこにあるものすべて当たり前に見えてしまい、何が魅力なのか感じにくくなってしまいます。
でも。もしあなたが旅行で県外や海外に出かけてたり、引っ越しで他の地域に住んでみれば、きっと生まれた地域や日本の魅力に気付けるはずです。
自分の得意なことをわかるためには?
それと同じで、自分の魅力を分かるには、『自分の外に出る』ことが必要なのです。
自分の外に出るからこそ、本当の自分と出会うことができ、自分の魅力や特異なことがよくわかるのです。
「自分の外に出る」ってどういうこと?
では、『自分の外に出る』とは、自分の『何から出ること』なのでしょうか?
さっきの例のように、空間的な外に出るのはイメージしやすいですが、自分という存在の外に出るということはどういうことでしょうか?
それは自分の『観点から出る』ということです。
観点というと抽象的に聞こえるかもしれませんが、似たような言葉の『視点』という言葉と比較しながら観点を説明します。
よく『視点を変える』と言いますが、『観点を変える』こととの違いは何でしょうか?
『視点を変える』ことは、「物事を右から見ていたものを、左から見みる」という方向性を変えることで、一方向からしか見ることができません。
『観点を変える』とは、右や左といった方向性を変えることではなく、みている次元を変えてみるということなのです。
ここでいう「次元を変えてみる」ということは、わかりやすく言えば、『物事をみる(認識する)土台』を変えるということです。
土台ですから、部分的な一方向だけから見るのではなく、全体を俯瞰してみることができます。
まとめ
話をまとめると…
「自分の得意なことをわかるためには?」どうすればいいのか?
それは、今あなたが『これが自分』と思っている観点の外に出ることです。
今とは次元の違う観点から自分自身を認識できた時に、本当の自分に出会うことができ、そして、自分の魅力に気づくことができます。
さらに、自分の観点の外に出ることで、自分以外の周りの人の魅力にも気がつくこともでき、もっと言えば人間そのものの魅力、日本の魅力にも気がつくことができるのです。
その観点固定の状態から観点が次元上昇した状態へと変化することが、自分の魅力をわかるための第一歩になります。