「自分のビジネス」をつくりあげようとしている私たちは、本やネット、セミナーなどから、いろんな「効果的な方法」を学んでいるでしょう。

でも、その「効果的な方法」を実際にやろうとしたものの、継続的にやれなかったりなどすることはよくあると思います。

継続して続けられなかったり、今までのやり方を変えられなかったりするのは
「習慣化の初歩的な間違い」をおかしているかもしれません。

今回は「習慣化の初歩的な間違い」を紹介します。
この初歩的な間違いを知れば、今まで学んだ「効果的な方法」を継続し習慣化して自分のビジネスの成果をさらに上げることができます。

 

間違い 1:習慣化できないのは自分の意志が弱いから

 

習慣化できないのは、あなたの意志が弱いからではありません、環境のせいなのです。

私たちは目標や願望を実現しようとして、最初は目標や願望に向けて頑張りますが、途中で息切れしてしまい目標を達成できない、願望を実現できなかった時に「自分は本当に意志が弱い…」と考えてしまいがちです。

実は意志は環境の影響を強く受け、環境があなたの意志を育てます。
なので習慣化する時は、その習慣の行動ができる環境の準備から始めなくてはいけません。
その環境を整えずに、新しい習慣を作ろうとするから習慣化できずに挫折してしまうのです。

例えば、早起きの習慣を作ろうとしたら、早起きの環境と早く寝る環境の両方の環境を準備することが大事です。

  • 目覚まし、アラームを準備する
  • 冬場などは早朝寒いので暖房のタイマーをセットする
  • 就寝時間のリマインダーをセットする
  • 寝る前にストレッチできるようにストレッチの本をベットの横に置いておく

などなど、早起きの環境と早く寝る環境をしっかり準備しておけば、早起きしたい意志をサポートしてくれ、結果として早起きすることができます。

繰り返しになりますが、習慣化できないのは意志が弱いからではなく、習慣化できる環境をつくってないことが大きな原因なのです。

 

間違い 2:最初から理想の結果を目指してしまう

最初から理想の結果を目指すとハードルが高くモチベーションが続きません。
まず最初はハードルを下げて「楽なことから始める」ことが習慣化するコツです。

習慣を定着させることが難しいのは、新しい行動に対して抵抗感が出るからです。
人間は自分にとって良い行動だとわかっていても「めんどくさい」と感じてしまい、やらない理由を浮かべます。
なのでまずはハードルを下げ抵抗感が低い状態を作ることが大切です。

 

例えば健康のために運動習慣をつけるため「毎日3キロ走ろう!」と決めたとします。
しかし「仕事で遅くなった」「今日は寒い」「体調がイマイチ」などとスタートを延ばし延ばしにしてしまうかもしれません。
それよりは「毎日10分ウォーキングをしよう」ならば、今すぐにでも抵抗なくスタートできますよね。
このように自分が「楽なことから始める」ことが習慣化するコツです。

 

間違い 3:「できなかったこと」にフォーカスする

もし習慣化しようと思っていた行動ができなかったとしても、その「できなかったこと」にフォーカスするのは間違いです。
少しでも変化したこと、例えばその行動について「やってみようかな」と思ったなどでもいいので、今までとは違う些細な「できたこと」「変化したこと」にフォーカスしましょう。

 

私たち人間は本当は「できてること」もあるのに、それがあまりに些細なことや当たり前のことだと思ってしまい「できてないこと」「足りないこと」に目を向けがちです。

これはあなただけにあることではなく、人間の共通のクセです。
なので「できてないこと」にフォーカスするのではなく、些細な行動や変化にフォーカスをあててこう思いましょう。

「やらなかったより、まだマシ」

 

例えば「早起きの習慣」をつけようと7時に目覚ましをかけて寝たとします。
しかし起きたのはいつもより5分だけ早い7時55分でした。
ここで「あー、また起きれなかった」と思うのではなく、「いつもより5分早く起きれた!
明日は目標を修正してまずは7時45分に起きよう!」と仕切り直しをしていいのです。

このように「できなかったこと」にフォーカスするのではなく些細な「できたこと」「変化したこと」にフォーカスを当てて、仕切り直しをすることがいい習慣をつけるコツです。

 

まとめ

「自分のビジネス」を立ち上げようとしているあなたは、きっと向上心が強い人だと思います。
それだけに「習慣化できてない」「続けられない」「変わらない」自分を見ると、もっと頑張らなければと思ってしまいがちです。

 

頑張る必要もありますが、大切なのは今の自分を受け入れながら、良い方向に考えを向けて、少しずつ変化していくことが大切なのではないでしょうか?

きっと、その少しずつの変化が自分のビジネスの立ち上げにつながります。