起業家にとって、もっとも重要なスキルをあなたは知ってますか?

ここ数年、男性はもちろん、女性も起業する方が増えてるからでしょうか最近、起業したいという方とよく出会います。

そんな中で「いつか起業したいんです!」という言葉に続けて…
「でも、自分に起業するためのスキルがあるかわからなくて、なかなか一歩踏み出せないんです…」という方がいらっしゃいました。

このように、いつか起業したいと思っていても、自分に起業するスキルがあるかわからなくて、起業への一歩を踏み出せない人は多いのではないでしょうか?

起業するネタの資格やスキル以外で、私が考える起業家にとってもっとも重要なスキル…

それは…

「絞り込む」スキルだと考えています。

今回の記事は、ネットビジネスで失敗しない起業方法として、起業家にとってもっとも重要な「絞り込む」スキルをテーマに、「絞り込む」ことがどういうことなのか?なぜ必要なのか?目的はなにか?をわかりやすくお伝えします。

世の中には「スマホでコピペするだけで●●万円稼ぐ」など簡単に稼げます系のビジネスがありますが、そのビジネスでは継続的に稼ぐことは難しいでしょう。

しかし、この「絞り込む」スキルをしっかり身につけて起業すれば、多少手間はかかりますが、あなたは、市場での専門家として地位が獲得でき、集客が楽になり低価格競争に巻き込まれることなく継続的な収入を得られるビジネスができるでしょう

なぜ「絞り込む」スキルが必要なのか?

ネットビジネスや他のビジネスでもそうですが、まずやるべきことがあります。

それは「お金を払ってくれる顧客の集まり」を絞り込むことです。
別な言い方をすれば「市場を細分化して特定する」ということです。

なぜ「市場を細分化して特定する」ことが必要かというと…
どんなに万人に受ける商品、サービスがあったとしても「お金を払ってくれる顧客」を特定していなければ、限りがある時間やお金、労力を分散させてしまい、中途半端なマーケティングや販売活動しかできずに、結局誰にも売れないということになってしまいます。

だから市場を細分化して継続的に「お金を払ってくれる顧客」が一定数いる「市場」を特定する必要があるのです。

市場を細分化することが必要だとわかる事例

例え話でお伝えすると、ある所に既存品よりも防水性のすぐれた合成繊維を開発した技術者がいました。

それを知った友達の健二さんが、キャンプ用品市場は利益率が高いことを新聞で知っていたので、テントを作ればいいと提案してくれ、技術者は早速テントを作りました。

一方、彼女からは、なぜか防水下着が欲しいと言われ、防水下着を作りし、さらに近所の奥様からは、洗濯が簡単なぬいぐるみがあれば欲しいと言われ、洗濯が可能なぬいぐるみを作りました。

こうして技術者は「テント」「防水下着」「洗濯できるぬいぐるみ」を商品化はしたものの、利益が出るほどの十分な顧客を作れないまま資金が途絶えてしまったのです。

起業する時に間違えなのは、出会う人すべてのニーズに合わせた製品を作り「誰にもでも売ろう」としてしまうことです。

市場を絞り込む具体的な方法

それでは具体的に市場を絞り込む方法をお伝えします。

絞り込む方法は4つのステップがあります。

ステップ1:ブレインストーミングでターゲット顧客を複数考える

まずは、ブレインストーミングをして、あなたの資格やスキルが誰を助けることができるかをリストアップしましょう。

例えば、あなたがボルダリングの知識やスキルを持っていれば…
「体を鍛えたい20代男性」や「子供にスポーツをさせたい親」「ボディラインを整えたい女性」の人たちを助けることができると考えられます。

ここでは突拍子も無い思いつきでもかまいません。
そこから発想が広がり、強く興味をひかれるアイデアが見つかるかもしれないからです。

ステップ2:ターゲット顧客の困っていることを考える

助けられる人が複数出てくれば、その人たちの困っていることを具体的に考えてみましょう。

先ほどの例でいえば、

  • 体を鍛えたい20代男性の困っていること:かっこよく体を鍛える方法は無いか?
  • 子供にスポーツさせたい親の困っていること:子供と一緒に楽しめるスポーツは無いか?
  • ダイエット目的の女性の困っていること:適度な運動で引き締まった体を作れないか?

と言った困ったことがあると考えられるでしょう。
ここでのポイントはあなたの考えられる範囲の仮説でいいということです。
仮説を立てて、先に進むことが重要です。

ステップ3:5つの判断基準で見込み客を絞り込む

複数のターゲット顧客と困っていることがわかったら、次の5つの判断基準で最終的なターゲット顧客を絞り込みをしましょう。

  1. ターゲット顧客には商品を買えるお金はありそうか?
  2. ターゲット顧客は簡単に商品やサービスを手に入れられるか?
  3. ターゲット顧客が商品やサービスを買うもっともな理由はあるか?
  4. あなたは明日からでも商品やサービスを提供できるか?
  5. 市場にいるライバルはいるか?
  6. その市場にあなたが情熱をそそげるか?

ステップ4:見込み客市場を調査する

市場を絞り込んだら、その市場に合う人たちと話をしたり、その人たちの動向を観察して、どの市場が最適かを見極めましょう。

まとめ

今までの内容をまとめると、どんなにたくさんの人が抱える問題を解決できる商品やサービスを持っていたとしても、ビジネスとして成り立たせるには、その商品やサービスにお金を出してくれる顧客を絞り込むことが必要です。

顧客がぼやけていては、あなたが発信するメッセージも抽象的でぼやけてしまい、結局誰の心にも響きません。

もしあなたが、ネットビジネスを立ち上げる前に市場の絞り込みをしっかりしていれば、市場での専門家として地位が獲得でき、集客が楽になったり低価格競争に巻き込まれることはなく、あなたのビジネスの土台がしっかりできます。

はじめの一歩

最初から市場の絞り込みをうまくやる必要はありません。
まずは新しいノートを用意して、今回の市場を絞り込む4つのステップに取り組んだ結果を書き出すことから始めてみましょう。
あなたの頭の中にあることを、外に出すことでよりイメージが明確になります。
まずはノートに書き出して整理してみてください!

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