最近「人生100年時代」という言葉が広まってきてますね!
私の知り合いの独身の40代女性も、いまの仕事は定年まで続けられるかわからないから、副業や長く働ける仕事をしたいと言ってました。
ナリス化粧品が取ったアンケート(2018年10月1日 20~69歳の女性)でも、生きるためのスキルとして「長く働く技術」を望む女性は約7割だったそうです。
そしてその長く働く技術の中で、一番人気だったのが「美容系」のスキルでした。
今回はその美容系のスキルで起業するときに、どんな資格が必要で、いくらぐらいの資金が必要なのか?をテーマにまとめてみました。
起業してよかった、仕事が楽しい、収入もUPして幸せ
世の中では、美容系で起業した女性が「起業してよかった!仕事が楽しい!収入もアップして幸せ!」という方がたくさんいらっしゃいます。
今回の記事を読めば、その方たちが持っている資格、そして起業するために資金をいくら準備して、毎月の経費がいくらかかるのかがわかります。
持つべき「資格」と起業するために必要な「資金」がわかれば、あなたも美容系で起業する計画を立てることができて、これから何をすればいいかがわかるので、明日から行動しやすくなるでしょう!
ぜひ今回の記事を読んで、夢を現実してください!
女性が美容系で起業できる資格ってどんなもの?
女性が美容系の資格で起業して普通に生活できるには、どんな資格を持っていればいいのでしょうか?
大きく2つの種類「美容系」と「リラクゼーション系」に分けてまとめました。
美容系
ネイリストの資格で起業する
ネイリストは「ネイルケア」や「カラーリング」「ネイルアート」「リペアー」などで、お客様の爪や手を美しく見せる仕事です。
ネイリストの資格は初心者でも比較的取得しやすく、起業するレベルの技術も身につけやすいです。
そして通信講座などでも取得できるのでおすすめです。
ネイリストの資格はいろいろあります。
・ネイリスト技能検定
・ジェルネイル技能検定
・ネイルスペシャリスト技能検定
・ネイルサロン衛生管理士
初心者でも取得しやすいということと、通信講座もあるので費用もそこまで高くないという2つのポイントが魅力ですね。
アイリストの資格で起業する
アイリストは、「まつ毛エクステ」や薬剤を使ってまつ毛をカールさせる「まつ毛カール」「まつ毛パーマ」などの施術をする仕事です。
認知度はまだまだ低いですが、これから注目されるであろう仕事です。
具体的な資格としては、お客さまの目元に薬剤を使うことになるため「美容師免許」が必須です。
「美容師免許」は必要最低限の資格なので、「美容師免許」を持った上でアイリストの専門学校や通信講座を受けて「JLA技能検定」や「JEAライセンス」などを取得するのが一般的です。
「美容師免許」が必要になるので現役美容師か美容師経験者が起業するのに向いている資格だと言えます。
ヘアメイクアーティストの資格で起業する
ヘアメイクアーティストはお客様の肌質や年齢、顔立ちなど個人に合わせたヘアアレンジやメイクアップをおこない、結婚式場や写真スタジオなどで、一般の人やモデルやタレントさんにヘアスタイリングとメイクアップをする仕事です。
他にも雑誌、テレビ、映画などの撮影現場、ファッションショーやイベントなどの仕事もあります。
資格としてはエステやメイクアップを含め顔や髪の施術をするので、やはりこの資格も「美容師免許」が必要になってきますが、絶対必要ということではありません。
ただ美容師免許を持っていた方が仕事をする上では有利になることは間違いありません。
美容師免許の取得も考えると専門学校に通い、その中でヘアメイクの資格も一緒に取るのがベストだと思います。
すでに美容師免許を持っている、これから取得する人にとっては有利な資格です。
なので、美容師免許を持っていない人はそれなりの時間とお金がかかりますから、少しハードルが高い資格になります。
ビューティーアドバイザーの資格で起業する
お客さまの皮膚の状態や顔立ちの特徴をつかみ
・皮膚の手入れ
・化粧方法
についてアドバイスや商品についてのアドバイスをするお仕事です。
これまでは化粧品メーカーの美容部員としての働き方が一般的でしたが、これからはネットを使って自分のブランドを立ち上げて仕事をする働き方も可能です。
という意味でこれから有望な資格と言えるでしょう。
「ビューティアドバイザー」の資格というものはありませんが、持っていたらいい資格としては「JMAメイクアップ技術検定」「認定フェイシャルエステティシャン」スキンケアアドバイザー」や「日本化粧品検定」、「美容薬学検定」などを持っていると良いでしょう。
資格取得は通学が多いですが、中には通信講座で取得できるものもあります。
美容の悩みは個人個人によって違ってきますから、個人に合わせて総合的に美容のアドバイスができることはとても強みになります。これからが楽しみな資格です。
リラクゼーション系
癒しを与えるリラクゼーション系の資格も起業しやすく、女性におすすめです。
美容系と同じく、自宅サロンとしても開業することが可能です。
エステティシャンの資格で起業する
エステティシャンは、お客様にカウンセリングをして、お客様の顔や体に美容施術をおこないお客様の美しさを引き出したり、体型やムダ毛に関する悩みの解決をします。
具体的にはフェイシャルエステ、ボディケア、リフレクソロジー、脱毛などがあります。
エステティシャンになるために資格は特に必要はありませんが、資格を取得することで、自分の技術力をアピールしやすくなるでしょう。
起業を考えているならば、お客さまの安心と信頼を得るためにも、なんらかの関連資格を持っておくことをお勧めします。
資格の種類としては、公的な資格はなく、民間団体が認定する資格がたくさんあります。
代表的な資格としては
・日本エステティック協会「認定エステティシャン」
・CIDESCO-NIPPONの「CIDESCOディプロマ」
・日本エステティック業協会「AEA認定インターナショナルエステティシャン」
があります。
エステ専門のスクールや通信講座もありますので、自分に合った資格の取り方もできます。
実際に、お客様は自分一人では肌や体の悩みを解決できない場合が多く、専門家に手伝ってもらいたいというニーズは高いので、エステティシャンも有望な資格です。
アロマセラピストの資格で起業する
アロマセラピストは、植物から抽出したエッセンシャルオイルを使って身体、顔、手などのトリートメントを施術する仕事です。
香りによるヒーリング効果で心と身体をリラックスさせたり、ストレス解消やさまざまな身体の不調を改善に導きます。
資格としては公的なものはないので、すぐに「アロマセラピスト」と名乗ることはできます。
しかし、アロマセラピストとして起業するならば、しっかりした知識は必要ですので民間団体の資格を取るのがいいでしょう。
具体的な資格としては、
・公益社団法人日本アロマ環境協会の「アロマテラピー検定」「アロマテラピーアドバイザー」「アロマセラピスト」「アロマテラピーインストラクター」
・日本アロマメディカル心理セラピー協会の「アロマヒーリングセラピスト」
・日本インストラクター協会の「アロマライフインストラクター」
などがあり、他にも多数の民間団体の資格があります。
アロマセラピストの資格を本格的に学べるスクールや通信講座もありますので、自分に合った資格の取り方が可能です。
比較的短期間で低価格で取れる資格もあり、副業やプチ起業などにも向いています。
女性が美容系で起業する時、どのくらいの資金が必要?
それでは女性が美容系で起業する時、どのくらいの資金が必要なのでしょうか?
必要な資金の額は、「資格」や「サービスの提供方法」によって大きく変わります。
まずサービスの提供を大きく分けると2種類あります。
1:自宅サロンとして起業する
2:場所を借りて起業する
・マンションの一室を借りる
・レンタルスペースを借りる
と、この2つに分けられ「自宅サロン」「場所を借りる」に共通する
・広告宣伝費
・運転資金
も必要です。
ひとつひとつ順番にみていきましょう!
1:自宅サロンとして起業する場合
自宅サロンで起業する方は多くいらっしゃいます。
マンションなど新たに場所を借りる必要がないので、資金は抑えることができます。
とは言え、自宅ですからどうしても生活感が出てしまうので、できるだけ生活感をなくし、お客さまが心地よくリラックスできる部屋にすることが大切です。
かかる費用としては
・インテリアなどの内装費 :10~20万円
・施術用ベットなどの機材費:10~30万円
・雑費 :10~20万円
となり、合計で30~70万円は必要になるでしょう。
それとは別に施術する材料も必要になるので、施術の材料も合わせると初期投資としては総額で100万円ぐらいはみておく必要があります。
2:場所を借りて起業する場合
マンションを借りる
マンションの一室を借りてサロンを起業する方も多いです。
自宅サロンとは違い生活感は出ないですし、家族にも気を使わせることもありません。
また、内装に関しても十分にこだわることができるでしょう。
ただ、初期投資は自宅サロンと比較すると増えて、毎月の家賃負担が発生することも忘れてはいけません。
マンションを借りての開業は、内装費が多くかかることが想定されますし、マンションの契約にも費用がかかるので、施術用ベッドやソファーなどの機材や雑費、施術の材料も合わせると総額で200万円以上は必要になるでしょう。
レンタルサロンを借りて起業
最近は美容系のレンタルサロンやシェアサロンも増えてきています。
1時間1,000円~2,000円と比較的安く、中にはシャワーも完備しているところもあります。
レンタルサロンやシェアサロンを利用して始めれば、内装費や契約費もかかりませんので、初期投資は格段に抑えられます。
必要なのは雑費や施術の材料のみなので、安ければ30万円以内で開業できるでしょう。
広告宣伝費について
サロンを開業してすぐは知名度がありませんので、より多くの人にお店の存在を知ってもらうために広告宣伝する必要があります。
広告宣伝する媒体はさまざまで、数十万円~数百万円の有名な美容系媒体から、十万円台のフリーペーパーなどの媒体などあります。
広告費にかけれる予算と理想のお客様が一番よくみる媒体を見極めて、できるところから広告宣伝していきましょう。
あと、やはり今の時代はホームページがあったほうが、お客様からの信頼は得やすいです。
なので少し金額がかかったとしても最初からホームページを作っておくことをお勧めします。
ホームページは業者に頼むと30万円以上はかかりますが、いまは質の高いフリーランスに直接頼むこともできるので5~10万円も出せば素敵なホームページが出来上がります。
その他には、チラシを作成しポスティングなどで広告宣伝する方法があります。
かかる費用は、チラシのデザインに1~3万円、チラシ印刷は両面カラーの5000枚で1万円程度です。
運転資金について
起業する場合、開業資金を準備することは重要ですが、起業してからすぐ売上は上がらないので、ある程度の運転資金は必要になります。
一般的には起業して約半年分の運転資金を準備しておくことと言われています。
なので、施術の材料費や広告宣伝費、消耗品費、水道光熱費などの半年分の費用は準備しておきましょう。
またマンションを借りる場合は、毎月の賃料も計算して運転資金を考えることが必要です。
私はヒット商品のプランづくりやマーケティングのお手伝いをしていますが、お手伝いしている方の中には、美容系で起業したい女性の方も多くいらっしゃいます。
その中で美容に関する「資格」と「資金」の計画を立てられている方が、短期間で起業されてました。
なので、女性が美容系で起業しようと思ったら、まず「資格」と「資金」についてから考える必要があると感じました。
まとめ
美容系で起業するときに最初にやることは「資格」と「資金」を考えることです。
資格と言ってもいろんな種類があるので、今までの自分の経験や将来のやりたいこと、自分の強みを活かせる資格を選ぶようにしましょう。
そして、起業する前段階で現実的に資金がどのくらい必要なのかはあらかじめ押さえておくことも大事です。
今回の記事を読めば、どんな「資格」があって、どんな仕事なのか、そして起業するまでに必要な大まかな資金がイメージできるはずですので、ぜひ今回の記事を参考にしてまず自分のやりたい起業でどんな資格が必要なのかを調べて、サービスの提供方法を考えて、必要な資金を算出してみましょう!