個人起業が「失敗する原因」って知ってますか?

ここ数年、個人で起業やフリーランスになる方が増えてますよね。
最近では子育てが落ち着いた主婦の方など、起業に取り組む女性も増えています。

しかし、起業してしばらくは知り合いや友人が購入してくれて売上も上がりますが、まったくの新規のお客様が集客できず売上げが伸びないまま廃業される方も多くいらっしゃいます。

個人起業が失敗する原因として、アメリカの企業信用調査会社であるダン&ブラッドストリート社は

失敗するスモールビジネスのうち、90%は事業主のスキルと知識不足が原因

と結論づけています。

このことからも…

起業する前からビジネススキルや知識を増やすことがとても大切なのがわかりますよね。
そして、私はビジネススキルや知識がを効率的に身につける方法は「本を読むこと」だと思っています。

今回のテーマは、起業する女性が増えていることもあり、女性が起業する前に読んでおいた方がいいオススメの本を3冊ご紹介します。

この3冊を起業する前に読んでおけば、起業に失敗する確率がグーンと減ります。

「起業で失敗しない方法」は読書すること!

読書する習慣がない人にはちょっときついかもしれませんが、自分の「好きなこと」や「得意なこと」で起業して失敗しないためには、読書が必要です。

なぜならば、読書量と年収には相関関係があるというデータがありますし、何より女性自身が起業する前に一番必要と感じていることは「起業ノウハウ」というアンケート結果もあるからです。

読書量と年収の相関関係を、雑誌「Business Management Degree」では、ビル・ゲイツ氏やウォーレン・バフェット氏といった超有名なお金持ちを含む「富裕層」と「年収3万ドル以下層」について以下のように発表しています。

「1日30分以上ビジネス書等を読むか」という質問に対して
YESと答えたのは、「富裕層」が88%だったのに対し
「年収3万ドル以下の層」は2%

さらにニュースサイトのインターネット調査では、年収と月に1冊以上本を買う人の割合を調べてたところ
年収が上がるにつれて「月に1冊以上必ず本を買うという人が増える傾向が出ていると報告しています。

出典:ニュースサイト「しらべぇ」https://sirabee.com/2015/08/08/44595/

そして、福岡の女性向けの情報誌「アヴァンティ」では、女性が起業する前に必要と感じていることとして次のようなアンケート結果をまとめています。
出典:アヴァンティ http://www.e-avanti.com/29776

このように、起業で成功する人たちは読書で知識を蓄積しているし、起業しようと考えている人もハウツーなどの知識が必要と感じているということがわかります。

私の知識不足の経験

私自身もビジネスに関する知識不足を感じた経験があります。
それは新規事業の立ち上げに関わったときでした。

それまではマニュアル通りに仕事をして、「アイデアの出し方」や「ビジネス全体の流れ」など正直考えたことがありませんでした。

そんな私が新規事業立ち上げプロジェクトのメンバーになったので「何をどう考えればアイデアがでるのか?」「どうやったらアイデアをビジネスとして成り立たせるのか?」がさっぱりわかりませんでした。

この時に、もっとビジネススキルや知識を身につけなければならないと強く感じたのです。

女性にもオススメ!「起業する前に」読んでおいた方がいい本3選

はじめの一歩を踏み出そう

この本は、起業する時の全体像を知りたいときにオススメです。
オススメする理由は、起業して事業を成長させる段階と、その段階ごとの課題や解決するための考え方を、女性起業家を主人公にしてストーリーでわかりやすく書いてあるからです。

そのわかりやすさはAmazonの評価にも現れています。
147人が評価をしていて、5点満点中4.4という高評価で15年間ずっと売れ続けています

事業をどう成長させていくか、そして成長段階の課題や解決方法を知りたい人には、もってこいの本だと思います。
コミック版もありますので、読書が苦手な人でも簡単に読めます。

商品:はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術
著者:マイケル・E. ガーバー
価格:1,512円
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商品:はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術(コミック版)
著者:マイケル・E. ガーバー
価格:1,404円
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ストックビジネスの教科書

この本のオススメポイントは、継続的な収入をつくる仕組みをどうやって作るかが書いてあるところです。

起業したあとは、会社員の時のように、毎月決まった日に指定した銀行口座に給与は振り込まれません。

そして、稼げない日が続けば徐々に焦り始め、手っ取り早くお金になる仕事に手を出し、気がつけば下請けの仕事ばかりが増えてしまい「働けども働けども我が暮らし楽にならず」という状況になってしまいます。

なので、起業する前にしっかりと「継続的な収入の作り方」についての知識を持っておくことが大切です。

この著者は学者やコンサルタントではなく、自身で経営をされている実業家で「継続的な収入の作り方」を3つのステップを紹介しています。

そして、具体的な継続的な収入をつくる「型」として「17のビジネスモデル」と「8つの課金モデル」を紹介してくれています。

起業したあとには常にどうやったら安定的な収入を得られるのか?を考えることになるので、「継続的な収入の作り方」の知識をえることをお勧めします!

商品:ストックビジネスの教科書
著者:大竹啓裕
価格:1,728円
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アイデアメーカー

この本のオススメポイントは、アイデアをビジネスへ変化させる方法をわかりやすく解説しているところです。

この本は「アイデア発想法」と「アイデアをビジネスとして成り立たせる仕組みづくり」の2つを解説してくれています。
そして「解説」だけではなく「ワークシート」も用意されているので、自分で実際に考えることができ、ビジネスモデルを創り出す「型」が身につくようになっています。

このビジネスモデルを創り出す「型」が身につけば、偶然ではなく再現性のある型で「事業を創り出す」能力が備わります。

本の構成は2つのパートに分けられ、ビジネスを創り出す型を説明してあります。

「アイデアを生み出す型」として
1:目的を見つける
2:アイデアを考える
3:アイデアを試す
4:アイデアを完成させる
について

次にそのアイデアを「ビジネス化」するプロセスとして
1:利益モデルを作る
2:流通モデルを作る
3:ビジネスモデルを作る
について解説してあります。

アイデアを生み出す道筋と、そのアイデアをビジネス化するまでの道筋を事例を交えながらわかりやすく書いてあり、しかも実際に自分で考えるためのワークシートも用意してあるのでオススメです。

商品:アイデア・メーカー 今までにない発想を生み出しビジネスモデルを設計する
著者:山口高弘
価格:2,376円
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まとめ

自分の「好きなこと」「得意なこと」で起業するなら、まずはビジネススキルや知識を身につけましょう。
そのビジネススキルや知識を身につけるのに最適な方法が「読書」です。

今回ご紹介した3冊の本を読めば、あなたの中にビジネスの土台がしっかりとできあがり、安心して起業に挑戦することができます。

起業の失敗を避けるためにも、ぜひ今回ご紹介した3冊の本の中から気になったものを選んで読んでみてください。